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もくじ
完治したはずなのに押し寄せる新たな不安。
前回、尖圭コンジローマのショッキングな手術を二回乗り越え、ようやく完治のお墨付きをもらえました。
ただ、完治したとはいえ、新たな不安が芽生え、それがどんどん膨らんでいきました。
この尖形コンジローマという病気ですが、あるウィルスに感染することで発症します。そのウィルスは”ヒトパピローマウィルス”と言います。
私もこの尖形コンジローマにかかるまで知らなかったのですが、このウィルスとても恐ろしいことに、いろんな病気になる可能性を秘めているのです。
「子宮がん」「子宮頸がん」そして、、、「HIV」です。
以上の3つが代表的なものとされています。
(私は以前の先生の勧めで”子宮がん”と”子宮頸がん”は検査ずみです)
尖圭コンジローマは体外にイボができることが多いのですが、体内にもできることがあり、そのイボが悪性になることがあるんだとか。
それをネットで読んでしまい”もしかして、私の体の中にもまだイボがあって、別の病気になっているんじゃ…!?”と強烈な不安を抱えるようになりました。
しかも完治したはずなのに、子宮に違和感を感じるようになり、体力も衰えているように感じたり、一種の不安症のような状態にかかっていました。今思えば、精神的なものからくる違和感だったんだと思います。
また、新しいパートナーが見つかっても、自分は性病になってるしなぁ…と性行為に嫌悪感を抱くようになったり。
たったひとつ、病気に感染しただけなのにこんなに不安が膨らむなんて、夢にも思いませんでした。
完治して1年。不安は消えるどころか増していくばかり。
あまりの不安から当時の私は仕事場の上司にぽろっと病気のことを相談してしまいます。
そして、その上司が私の状態をみて、精神科を勧めてきたんです。
その時、”あれ…自分はこんなことを職場の人に話してしまうくらいおかしくなってるのかな”と我に返りました。
その時から、不安を拭うにはどうしたらいいかを考えだしました。まず、今自分が何に不安に思っているのかを知ろうと状況を整理しました。
尖形コンジローマは、先生から完治したって言ってもらったから大丈夫!ともう一度自分に言い聞かせました。
子宮がん、子宮頸がんに関しても検査して異常はなかった。残るは、、、
HIVに感染しているかも、という不安でした。
私は「HIVに感染していないと証明されたら不安がなくなるかも」と思い、保健所に行くことを決意します。
それからすぐ保健所に連絡し、検査の予約を取り付けます。
そして検査当日。少しドキドキしながら保健所の受付で待ちました。
問診を受け、その後採血が行われます。検査結果は当日でもできるし、日を改めることもできるそうです。私は当日にして、2時間ほど待った後結果を待ちました。
結果、陰性!
これを聞いた瞬間、体にあった最後の重たい石が、すっと取り除かれたような開放感に包まれたのを覚えています。
尖圭コンジローマを発症してから約2年、ようやく解放されました。
この病気にかかった時、こんなに長く苦しめられるとは夢にも思いませんでした。
”簡単に治る”と思っていたし、あんなショッキングな手術を2回も受けること
になるなんて…。もう二度とあんな経験はしたくありません。
そのためにも、自分の行う行為が”どういう自体になるか”をよく考えてから行動に移すように心がけています。
もし、私と同じように尖形コンジローマになった方。かかってしまっても、必ず治る病気ですので根気よく治療を続けてみてください。
それとネットはあまり信じすぎると良くないと思います。不安が大きくなりすぎるので、程よく活用することをオススメします。
そして、”自分を大切にすること”を忘れないでほしいです。見栄とか意地で体を壊したら、今後の自分の未来に大きく影響しとても勿体無いです。
この記事が少しでも性病を知るきっかけになれば嬉しいです。
最後に、ここまで読んでくださりありがとうございました。