【性病検査で迷ったらこれ!】郵送検査キットTOP3

【ヘルペスを詳しく見る】唇にできるおなじみの病気だけど性器にも感染します。ヘルペスの感染経路や症状、検査方法を分かりやすくご紹介

性感染症の中でも、よく知られている病気であるヘルペス。
しかし、その症状や感染経路、治療方法まで知っている人は多くないのではないでしょうか。

今回は性器ヘルペスについて解説していきます。

ヘルペスとは?


ヘルペスとはヘルペスウイルスに感染したことにより、水ぶくれや痒みといった症状が表れる病気の総称です。
ウイルスの種類によって分類され、水疱瘡や帯状疱疹もヘルペスの一種です。

今回取り上げる性病としてのヘルペスは「性器ヘルペス」と呼ばれ、単純ヘルペスウイルスへの感染によって引き起こされます。
性感染症の中でも男女ともに感染率が高い病気です。

単純ヘルペスは更に1型と2型に細分化することができ、性器ヘルペスは2型ヘルペスウイルスがその主な原因となっています。
ちなみに、口唇ヘルペスは1型ヘルペスウイルスが主な原因で、型こそ違いますが同じ分類のウイルスの感染で引き起こされています。

ヘルペスの症状

性器ヘルペスは単純ヘルペスウイルスに感染したとしても、多くの場合すぐに症状として現れることはありません。
感染後、数年から10年以上発症しないことも珍しくありません。

しかし、中には感染後すぐに発症するケースもあります。
感染後、数日から10日ほどで発症した場合、長い潜伏期間があった場合と比べて、症状が重篤化することが多いのが特徴です。

ただ一方では、感染しているにも関わらず全く発症しないケースも多く、個人差によって症状の違いが大きい病気であるといえます。

初期症状

▼男性の場合
陰茎の亀頭部や包皮に水疱や腫瘍が現れます。
また、かゆみや痛み、発熱や倦怠感といった症状も伴います。

▼女性の場合
外陰部や子宮頚管に水疱や腫瘍が現れます。
男性と同様にかゆみ、痛み、発熱、倦怠感を伴います。

安定期の症状


▼男性の場合
初期症状が治まり症状がなくとも、一度感染したヘルペスウイルスは体内に潜伏しています。
ストレスや疲れ、性行といった様々なきっかけで再発する可能性があります。
ただし、最初の症状と比較すると軽度で済むことが多く、また再発の回数を重ねるごとに症状は軽度なものになっていくことがほとんどです。

▼女性の場合
男性同様、ヘルペスウイルスは体内で潜伏し、再発する可能性があります。
ストレス、疲れ、性行などに加え、月経がきっかけになることもあります。
症状も男性と同じく、徐々に軽度になっていくことが多いです。

感染経路は?

ヘルペスウイルスの感染経路は様々なパターンが考えられますが、性器ヘルペスの感染経路としてよく知られているのは発症時の性行あるいは、粘膜の接触によるものです。
特にコンドームなどの避妊具を使わない場合、感染の確率はより高いものになります。

感染を防ぐにはコンドームの使用が効果的です。
しかし、症状が治まった後も再発の場合は1週間程度、初回の発症の場合は3ヶ月程度は高確率でウイルスが放出されていますので、発症後しばらくは性交渉を避けるのがベターです。

ただ、仮に症状が現れていなかったとしても、ヘルペスウイルスに感染していると無自覚なうちにウイルスが放出されている場合があり、知らず知らずのうちに感染が拡大していることがあります。
この場合、ウイルスが出ているかを事前に確認することができませんので、望まぬ妊娠を避けるといった側面から見ても、やはり性交渉の際はコンドームの使用をしておくべきといえるでしょう。

治療はどこでできるの?

性器ヘルペスが発症した場合、早急に医療機関を受診する必要があります。
皮膚科や泌尿器科、女性であれば婦人科を受診してもよいでしょう。
ヘルペス全般は皮膚科の得意とする分野ですので、もし口唇ヘルペスなども併発しているようであれば、皮膚科への受診をおすすめします。

ヘルペスの治療は皮膚疾患とウイルスへの双方からのアプローチが必要になります。
塗り薬などで皮膚の痛みや水疱を和らげるだけでは、直接の原因であるウイルスの活動を抑えることは出来ず不十分です。
ウイルスの活動を抑えるために、抗ウイルス剤の投与が必須であり、結果として症状が治まるのも早くなります。

検査はどうやってするの?

ヘルペスは抗体検査によって感染の有無を調べることができます。
しかし、症状が発現してから医療機関を受診するのが実際のところで、患部の視診と問診で十分に診断できるので、検査を行うまでに至らないことがほとんどです。

更にヘルペスは、感染者のうち発症する人の割合が非常に低く、個人差によるところが大きいという特徴があります。
そのため、仮に検査で反応が出たとしても発症するかどうか断定することは困難です。
こうした理由から実際の医療現場で検査が行われることは多くありません。

また最近では、専門の機関に依頼できる郵送検査キットもあります。
時間がなかなか取れない場合や、受診に抵抗がある場合は、こうした商品を使うのも選択肢のひとつです。

まとめ

いかがだったでしょう。
性器ヘルペスは感染力が高く、発症後はしばしば再発する病気ではあります。
しかし発症する確率は低く、発症したとしても適切に治療をすることで、きちんと症状が治まるものでもあります。

性感染症ということで不安や恥ずかしさを感じる人もいるかもしれませんが、発症時は速やかに医療機関を受診、治療を受けるようにしましょう。