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【B型肝炎を詳しく見る】定期検査で確実のチェックしておきたい病気です。B型肝炎の感染経路や症状、検査方法を分かりやすくご紹介

B型肝炎という疾患を知っていますか?日本では過去にB型肝炎訴訟があったことから、名前だけは知っている人も多いのではないでしょうか。B型肝炎は性病にも分類されている疾患の一つで、現在日本人の約1パーセントが感染しています。

今回はB型肝炎の症状や感染経路、気になる検査と治療できる場所などについて紹介します。

B型肝炎とは?

B型肝炎とはB型肝炎ウィルスが、肝臓に感染することで起こる疾患を指します。免疫機能が発達している成人者であれば、ウィルスに感染しても一過性で済みます。しかし出生直後の赤ちゃんや免疫機能が低下している状態の人が感染すると、持続性の感染(キャリア化)となることがあるので注意が必要です。

HIV(ヒト免疫不全ウィルス)の感染者はB型肝炎ウィルスに感染し、キャリア化することが分かっています。

B型肝炎の症状

続いてB型肝炎の症状について見ていきましょう。

大きく「一過性の感染」と「持続型の感染」の2つで、症状が異なります。

一過性の感染

一過性の感染の場合、症状が全く表れないケースもあります。自覚症状が表れることなく、時間が経過すると自然にB型肝炎ウィルスが体外へ排出されてしまいます。

症状が表れるケースの場合は感染から数カ月の期間を経て、食欲不振や吐き気、体の倦怠感、発熱などが出現するのが特徴です。その後は肌や目の白い部分が黄色く変色する(黄疸)、赤褐色の尿などが表れることもあります。ウィルスが排出されるにつれて、自然と症状は治まっていくのが一般的です。

しかし症状が表れるケースの1~2パーセントの人は、劇症化する可能性があります。劇症化とは症状の悪化を指し、高熱や強い吐き気、起き上がることができないほどの体のだるさなどが特徴で、次第に昏睡状態に陥ります。肝移植をしないと死亡率が60~70%になる危険な状態です。

持続型の感染

B型肝炎ウィルスが6か月以上体内にとどまっている状態を、持続型の感染と呼びます。そして肝炎の症状が6か月以上続くことを慢性肝炎と言います。

慢性肝炎では食欲不振や体の疲れやすさなどを挙げる患者が多いのですが、症状が軽いのが特徴です。そのため慢性肝炎に罹患しているにも関わらず、気が付かないケースも少なくありません。またまれに肝機能の悪化により、体のだるさや黄疸などの症状が表れるケースもあります。慢性肝炎の多くは症状が軽いのが特徴ですが、数年~数十年に渡って罹患が続くと、肝硬変や肝細胞ガンに発展することがあるので注意しなければいけません。

感染経路は?

B型肝炎の感染経路は主に「性行為」、「母子感染」、「輸血や注射など」の3つに分けることができます。

性行為

B型肝炎ウィルスは血液や体液を通して感染していきます。性行為のパートナーがウィルスを持っている状態で性行為を行うと、B型肝炎に感染する可能性が高まります。1回の性行為での感染率は1パーセント以下と少ないですが、オーラルセックスでも感染するので注意が必要です。

他の性病の予防と同様に、コンドームの使用を徹底しましょう。

母子感染

妊娠中の母親がB型肝炎に感染していると、妊娠中、または出生時に子供に感染する可能性が生じます。

現在日本では「B型肝炎母子感染防止事業」として、出生後のB型肝炎ワクチンの接種が進められています。

輸血や注射など

B型肝炎に感染している患者からの輸血や、注射の針刺し事故などによって感染する経路です。過去にあったB型肝炎訴訟では、集団予防接種にて連続使用された注射器が原因となって最大40万人以上の人がB型肝炎に感染しました。

検査や治療はどこでできるの?

B型肝炎の検査や治療はどこで行えるのでしょうか?1つずつ見ていきましょう。

検査ができる場所

検査自体はほとんどの医療機関で受けることができます。また各都道府県に設置されている保健所や指定されている医療機関では、無料で検査を受けることも可能です。詳細はそれぞれの市区町村に問い合わせてみましょう。

治療ができる場所

治療は医療機関で行います。もし保健所などで検査を受けた場合は、適切な医療機関を紹介してくれるでしょう。

まとめ

B型肝炎は性病の一つに分類されている疾患です。免疫機能が発達している成人者では一過性の感染となることが多いですが、免疫機能が低下している状態が続くと持続感染となることもあります。

症状が全く表れずに自然とウィルスが体外へ排出されるケースがあります。症状が表れる場合は食欲不振や吐き気、倦怠感、発熱などさまざまです。まれに劇症化となって命の危険に及ぶこともあるので、注意をしなければいけません。

感染経路は主に性行為、母子感染、輸血や注射などの3種類です。性行為では他の性病同様に、コンドームを使うことが効果的ですね。

検査や治療やほとんどの医療機関で行っているので、気になる人はまず相談をしてみましょう。保健所であれば無料で相談と検査を受けることができます。