これは僕が社会人になりたての頃に、人生で初めて性病に感染した体験談です。
まず、最初に感染したのが「淋菌」です。ですがそれだけではありませんでした。
当時の僕はおそらく半ノイローゼ気味になっていたと思います。
それくらい大変な思いをしたと思います。
恥を承知で、当時体験した出来事を書かせて頂きます。
もくじ
事の発端は、入社早々に転勤するはめになったこと
僕は新卒で入った会社に入社してから数ヶ月後に、友達のいない地方都市へ行くことになりました。
周りに遊ぶ友達がほとんどいない生活がとても淋しくて、遊び半分で出会い系アプリを使って女の子と知り合おうと考えました。
何人かやりとりをするうちに反応が良い女の子が出てきたので写真を交換してみることに。
すると予想を裏切るほどかわいい写真が来てびっくり!
なんでこんな子が出会い系をしてるんだろうと思いましたが、話も弾んだので会ってみることになりました。
するとやってきたのは写真通りのスタイル抜群の派手目なギャル。
この後自分が大変な目に会うなんて疑いもせずに、「神様ありがとうございます!」と心の中でガッツポーズしたのを今でも覚えています。
なんでこんなにかわいい子が出会い系アプリなんかしているんだろう?と思い聞いてみました。
すると、実は彼女の職業は性風俗関係の仕事をしている女性で、自宅待機の待ち時間に、暇つぶしに登録していたそうです。
当時の僕は非常に無知の人間でしたし、「性風俗関係の仕事」と言う響きにも特に抵抗を感じませんでした。
とても魅力的な女性でしたので、何度かデートをして、そのまま付き合うことになりました。。
そして初めての夜
彼女はこれまで付き合ってきた彼氏ともあまりコンドームをつけて性行為をしてこなかったようで、「ゴムなしでいいよ」と言ってきました。
なんども言いますが当時の僕は非常に無知な人間です笑。特に気にすることもなく、言われるがままにコンドームなしで性行為をしました。
それ以降も、毎回コンドームはつけずに行っていました。
今でこそ、ゴム無しでするなんてありえない!と声を大にして言いたいですが、人間自分が痛い目に会うまでは気づきは得れないもので、当時の僕は病気のリスクなんて全く考えていなかったのです。
そんなある日のこと、お風呂に入る前に「パンツ汚れとるやん〜」と彼女が笑いながら言ってきました
見るとパンツの前の方が、オシッコを漏らした様な、少し濡れた跡がついていたのです。
当時の僕は「いつのまに汚してしまったのかな?」くらいの感覚で、恥ずかしさもあって、そのまま見て見ぬ振りをして、汚れたパンツを洗濯機に投げ込んでシャワーを浴びました。
それから数日たったある日、用を足しにトイレに行った際に、なんだか「ズン・・・」とくるような痛みを尿道の先端付近に感じました。
とはいえ大した痛みでもなかったので、「別に大丈夫かな」と思って放置していましたが、その痛みはトイレに行く度にだんだんと強くなっているような気がしました。
「なんか変だな・・・」と少し不安に感じましたが、それでも「そのうち治るだろう」と半ば強引に思い込み、そのままにしていました。
今思えばこの思い込みが良くなかったと思います。
次の日、もう治ったかなと思いながら恐る恐るトイレに行きました。
やはり痛みが強くなってる気がします。。
用を足す度に針でチクっと刺される様な痛みが走るのです。
さすがに世間知らずな僕でも「なんかやばいやつかも、、、」と不安が膨らみ出し始めました。しかもこの辺りからなんだか熱っぽくなってくる感覚もあったんです。
なにこれ?風邪!?
風邪のせいで尿道が痛いの?
この期に及んでまだそんな考えしか持てていない僕も恥ずかしい話ですが、「もしかして性病かも」なんて想像すらしていませんでした。
ただ、そんな僕がさしがに身の危険を感じた出来事があって、用を足しにトイレに行った際、尿道付近をよく見ると、なにやら先からタラーっとうみの様なものが!?
・・・よく見るとこれ・・・以前彼女に笑われた、パンツを汚してた時と同じやつです!!
あのパンツが汚れた日から、すでに予兆があったんですねえ。。
放置していた自分がバカでした。
さすがに怖くなった僕は、その時仲良くしていた職場の先輩に相談しました。
先輩からは、「それは絶対性病だからすぐ病院に行って来い!」ときつく言われました。
せ、せいびょう??
このとき、僕は生まれて初めて「性病」という存在を意識した瞬間だったと思います。
ただ、そうは言われたものの、どこの病院にいげばいいのかもかわからなかったので慌てて泌尿器科を探しました。
時間も遅く空いてるところがなかなか見つかりません。
ようやく、夜間でも空いてる泌尿器科を発見し、夜の9時ごろだったと思いますが病院に駆けつけました。
先生に事情を説明すると、症状から見るに間違いなく淋病であろうと言われました。
「淋しすぎて出会い系に手を出したら淋病にかかった」なんて、他人事だったらどれだけ面白いことか。。。
先生曰く抗生物質を飲めば2、3日で良くなるはずだから、と抗生物質をもらってその日は帰りました。
それでも痛みが治らないようならまた来てくれとのことでした。
先輩に性病と言われ、何かとんでもない病気にかかってしまったのではないかと、心臓がばくばくしっぱなしだった僕でしたが、とりあえず薬を飲めば治ると言われて一安心したのを今でも覚えています。
薬が効けばいいけど、、、と思いながら薬を飲んで寝ると、翌日にはびっくりするくらい回復していました。
本当に効くのか半信半疑でしたが、抗生物質ってすご〜!と感心。
こんなに早く治るのならさっさと病院行けば良かった。
それにしても不思議だったのはなぜ彼女のほうは症状がなかったのかという事でした。
調べてみると、淋病やクラミジアといった性病は、自覚症状が出ない事の方が多いそうなんです。
そのため知らないうちにどんどん他の人にうつしてしまったり、治療が遅れることも少なくないとか。。
しかも淋菌やクラミジアの菌は、じめじめした湿気があるところが好きなようで、性器だけではなく、喉の粘膜にも感染することがあるそうです。
そのため喉に淋菌を持った女性とオーラルセックスして、感染してしまう男性も多いらしいです。
「性行為の際はゴムさえ付けていれば安心」と思っていたら、オーラルセックスでも感染する可能性があるなんて驚きでした。
そんなこともあり、結局その彼女とは別れてしまいましたが、別れる前に僕に起こった出来事を話して病院に行かせたのは言うまでもありません。
ただ、当時の彼女の雰囲気からすると、きちんと病院に通って治療をしたかどうかは怪しい感じでした。
おそらく性風俗関係の仕事もしばらくは続けていたと思いますし、男性からしたら恐ろしい話ですよね。
そして性病についてインターネットで調べれば調べるほど、もっと怖いことがわかってきました。
淋病やクラミジアなどの性病に感染するような「不特定多数の人と性行為をしている人」は、、、
HIVに感染するリスクもとても高いと言うことです
HIV・・・名前はもちろん知っていましたが、まさか自分がそんな怖い病気を持っている可能性のある女性と毎日のように性行為をしていたことに、さすがにショックを受けました。
しかもコンドームなしで。。。
結局、淋病はすぐに完治しました。
ですが、「もしかしたらHIVに感染してるんじゃないか。。。」
そんな不安が、日に日に高まっていきました。