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【スペシャル体験談|ケンさん】始まりはただの淋菌でした。死を意識するまでに追い詰められたHIV検査を受けるまで(2/全2回)

みんなの性病体験談

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みんなの性病体験談

お恥ずかしい話ですが、僕は淋病に感染しました。幸いにも淋病自体は抗生物質のおかげですぐに治ったのですが、ネットで色々と調べるうちにHIVに感染してるかもしれないという不安が出てきたのです。

特に僕が淋病をもらった相手は性風俗関係の仕事をする女性でしたので、それこそ不特定多数と関係を持っている可能性が限りなく高いです。

しかも付き合っていた時は、コンドームなしで頻繁に性行為をしていました。

HIVに感染しないためには、コンドームの使用が効果的というのは知っていましたし、逆にコンドーム無しだとそのリスクは何倍にも膨れ上がるはずです。

想像すればするほど、僕の中で恐怖心は膨れ上がっていくばかりです。

そこで、HIVについて自分なりに色々と調べることにしました

分かったことは以下のことです。

・HIVとエイズは同じではなく、HIVに感染して年単位の長い潜伏期間を経てエイズが発症するということ

・ひとたびエイズが発症してしまうと、免疫力が極端に下がってしまい、通常ではかからないようなさまさまな病気にかかってしまうこと 

・ただし今は医療が進歩しており、HIVに感染しても薬を飲み続けることで、エイズの発症をかなり遅らせることができるということ

・コンドームなしで性行為をした場合の感染確率は0.05%程度だということ

予想していたことですが、調べれば調べるほど不安は助長されます(汗

重要なのは、確かに今の医学は進歩しているようですが、完全にエイズの発症を抑えることは出来ないということです。

一生涯、エイズが発症しないことを願いながら薬を飲み続けつ必要があるということです。

僕は思い切ってHIVの検査を受けてみることことを決意しました

調べてみると、地域の保健所で無料で受けられるそうです。

感染したかもしれないと思しき出来事から、3ヶ月以上空いていないと正確な検査結果は出ないとも書いてありました。

僕の場合はまだ3ヶ月経っていませんでしたが、とにかく毎日不安だったので思い切って保健所に予約の電話をしてみました。

対応してくれた方に事情を説明し、感染したかもしれないと思われる出来事から、まだそんなに日が経っていないと伝えました。 

すると「心配であれば検査は出来ます。ただし正確な検査結果を出すためにも、その場合再度日にちを空けて、もう一度受けてみることをお勧めします。」と言われました。

やはり正確な結果を出すためにも3ヶ月という期間を空ける必要があるようです。

不安な気持ちもありましたが、不用意に何度も検査に行くのも怖い気がしたので、3ヶ月経つまで待つ事に決めました。

もちろん不安な気持ちはありましたが、この期間は悩んでもしょうがないので、「きっと感染していないはず!」と自分に言い聞かせることにしました。

ただ、この3ヶ月は当初思っていた以上に地獄の期間だったと思います

HIVのことが常に頭の中にあって、何をしても全然楽しめないというか、常に緊張しているような状態でしたし、今思うと反ノイローゼ状態だったと思います。

そして、、ようやく3ヶ月が経ちました。

僕は再度保健所に電話をし、検査の予約を申し込みました。

予約をすると、「この日の何時から何時の間に着てください」というような感じで伝えられました。

おそらく検査できる日時が決まっているのでしょう。

保健所に到着すると平日の昼間だった事もあるのか、ほとんど人と合わなかった気がします。

今思えばもしかしたら他の方と顔を合わせないでいいような時間的な配慮がされていたのかもしれません。

看護師さん風の女性が来て、採血をしてくれます。

あとは血液を提出して結果が出るのを待つだけです。

最後にお医者さん風の男性と簡単な問診して、「いつくらいにそういう行為があったのか」、「なんでHIVに感染してるかもしれないと思ったのか」、などといった会話をしてその日は終了しました。

検査結果は1週間後に再度聞きに行く必要があります。

そうです、最後の結果が出るまでの1週間は毎日吐き気が出るほど緊張していたいと思います。

とてもとても長く感じた1週間でした。

そしていよいよ検査結果の日

この結果次第で今後の人生が変わってしまうと想像すると、、言葉になりません。

保健所に到着。問診の時の部屋に通されます。

そこには、お医者さん風の男性と、机の上に1枚の紙切れのようなものが置かれていたと思います。

結果は・・・「陰性」

つまり感染していませんでした。

この瞬間の緊張感は、おそらく今まで生きてきた中で最も緊張した一瞬だったと思います。

今回の、淋病から始まった一連の出来事を思い返してみると、、、

淋病自体の不安よりも、「HIVに感染してるんじゃないか」という恐怖と向き合う時間の方が圧倒的に長かったですし、その怖さの度合いも桁違いだったように思います

今思えば、「あの時ちゃんとコンドームを付けていれば」とか、「不特定多数の人と性行為をしている人は危険だと判断すべきだった」とか、色々と思うことはあります。

ただ、いざ自分が痛い目を見ないと本当に気づけないもんなんだということも分かりました。

これは結果論ですが、今回一連の出来事は自身にとっていい勉強になったと思っています。

僕はこの件があってから、不特定多数の相手と関係を持つことの怖さが身にしみてわかりました。

性風俗店に行くことも嫌になってしまいましたし、パートナーとも必ずコンドームをつけるようになりました。

HIVにかかわらず、性病の多くはコンドームをつけていないから感染するとか、つけていたら100%感染を免れるというわけではありません。

それでも不安な気持ちに何日も何日も悩まされて恐怖におののく日々を送るよりは、多少手間でもコンドームをつけるべきだと思います。

むしろ反対に、つけないのは相手に対するマナー違反だと思えるようになり、周りの友人にも火遊びはほどほどに、そしてコンドームをつけるよう全力で勧めるようになりました。