あまりにも不安が大きくなりすぎたため、ついに病院を変えることを決意した僕ですが、、。
はたして良い病院は見つかったのでしょうか。
このページでは、このタイミングに病院を変えることで、僕は何を失い何を得ることができたのか。
そして、当初抱いていた不安を消し去ることができたのか。
この点に的を絞り、体験談を書きつづっていきます。
もし病院選びで迷われている方は、是非参考にしていただければと思います。
新たに訪れた病院は全部で3箇所。そこで得たものとは?
結果的に私は、このタイミングで3軒の病院を回りました。
え?3軒って多くないかって?
ごもっともです。
ただ、訪れた病院で僕が不安に思っていることを質問していく中で、なかなか満足する答えが返ってこなかった(不安が払拭されなかった)というのが、結果的に3軒も回ることになった理由です。
では、頑張って回った3軒の病院で、僕は何を得て、何を失ったのか。
まず失ったものから先に言うと、時間とお金だけです。
具体的な金額ですが、あくまでの相談だけなので、泌尿器科の場合は1000円程度、自由診療の性病科では3000円程度だったかと思います。
逆に、得たものは以下の3つです。
・抱いていた3つの不安点がほぼ解消された。
・性病科と泌尿器科とでの、ドクターの特徴やレベルの程度がなんとなく見えてきた。
・僕が次に通うべき病院が確定した。
ここだけを見ても、明らかに得たものの方が多いですよね。
すなわち、もし皆さんも不安を抱きながら治療をしているのなら、視野をどんどん広げて、もっとたくさんのドクターの話を聞きにいくべきです。
これは多分性病に限らず、どんな病気でも全く同じことが言えるんじゃないかなと、この時感じました。
それでは話を戻しまして、3つの得たものを少しだけ詳しくみてみましょう。
【得たもの01】抱いていた3つの不安点がほぼ解消された。
僕が当初抱いていた不安点は、以下の3つでした
1)なぜ僕には薬が効かないのか?
2)僕は本当にただのクラミジアなのか?
3)僕の病気は本当に完治するのか?
とにもかくにも、これらの不安がほぼ解消できたことが一番大きなメリットだったと思います。
あのまま、不安を抱く中で、頼りがいのなさそうなのドクターの指示のもと治療を継続することは、僕にとって、心身ともにはよくない選択だったと改めて思います。
万が一後遺症などが残った場合、おそらくとても後悔していたと思いますしね。
話を戻しましょう。
上記3つの不安をすべてのドクターに聞きまわったわけですが(不安を解消するには、もうこれしかないですからね)、その際の、ドクターからの返答はどんな感じだったのかを、一問一答形式で皆さんにもシェアしたいと思います。
見ていただければ分かるのですが、こうもドクターのレベルに差があるとは、、。
(質問1)なぜ薬が効かないのですか?
病院Aの回答(かなり自信を持っていそうな印象のドクター)
「今のクラミジアは耐性を持った菌が非常に多いですからね。ただ、今はもっとよく効く良い薬がありますから大丈夫ですよ、安心して下さい。」
病院Bの回答(良くも悪くも普通な印象のドクター)
「いわゆる耐性菌の可能性が考えられます。2回も薬が効かないのはかなり珍しいケースですが、他にも薬はありますからそれを試してみましょう。」
病院Cの回答(ひどすぎるドクター)
「ん〜〜〜、ちょっと、、分からないですねえ。とりあえず再検査(6,000円)してみましょっか」
三者三様の答えでしたが、そんな中、病院Aのドクターは非常に自信を持っていたのが印象的でした。
(ちなみに「もっとよく効く良い薬」とはグレースビットのことです)
(質問2)自分は本当にただのクラミジアなのか?
病院Aの回答(そこそこ自信を持っていそうな印象のドクター)
「クラミジアという検査結果が出ていますから、まずはクラミジアを完治させることが先決です。
可能性としては、雑菌性尿道炎などの可能性もありますが、今はそこまで必要はないと思いますよ」
病院Bの回答(良くも悪くも普通な印象のドクター)
「いろんな雑菌で炎症が出ることもありますが、今はクラミジアが陽性と出ていますから、クラミジアという考えて良いと思います。」
病院Cの回答(ひどすぎるドクター)
「ん〜〜〜、ちょっと、、分からないですねえ。とりあえず再検査(6,000円)してみましょっか」
クラミジアを筆頭とする尿道炎はいろんな種類があるようです。
雑菌性尿道炎という言葉はこの時初めて聞きましたが、2人のドクターが「あまり気にする必要はない」とおっしゃっていただいたことがとても安心できた記憶があります。
〜〜雑菌性尿道炎〜〜
ここでの詳細は割愛しますが、簡単にいうと、クラミジア性・淋菌性以外の尿道炎のことを指します。
性病の尿道炎といえば真っ先にクラミジア・淋菌を想像しますが、この2つ以外の菌が原因で尿道炎になる場合も4割程度あるとされています。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
さくらクリニックにて、雑菌性尿道炎のことが詳しく書かれている
https://www.urodoc.jp/cyclopedia/archives/87
要約すると、男性の尿道炎は、①淋菌性 ②クラミジア性 ③非淋菌非クラミジア性の3通りのみ
雑菌性尿道炎はいわゆる3に属するわけ。
その中には、かなり多くの割合で「マイコプラズマ」「ウレアプラズマ」が占めている
さらにいうと、マイコ、ウレアは常在菌ではないというのが先生の結論
尿道炎になった場合、3の確率は4割程度とされている。
(質問3)自分の病気は本当に治るのか?
病院Aの回答(そこそこ自信を持っていそうな印象のドクター)
「前のドクターをディスるこはできなけど、(2番目に飲んだ)ミノマイシンを処方するなんでいまどき時代遅れすぎですよw。ちゃんと効く薬がありますから安心してください」
病院Bの回答(良くも悪くも普通な印象のドクター)
「治らないことは基本的にはありません。ただ、どの薬が効くかは試してみないことにはなんとも言えませんからねえ。」
病院Cの回答(ひどすぎるドクター)
「ん〜〜〜、ちょっと、、分からないですねえ。とりあえず再検査(6,000円)してみましょっか」
病院Aのドクターはミノマイシンを相当ディスっていたのがとても記憶に残っています。
他のドクターからも聞いた話ですが、ミノマイシンはクラミジア治療においては、2019年時点において非常にいけてない薬(抗生物質)のようですね。
耐性を持った菌が出回っており、効く確率が単純に低いということです。
やはり不安に怯える患者としては、Aのような自信に満ち溢れたドクターは、とても頼もしく見えてしまいますよね。
Cのドクターは冗談抜きで上記のような感じで、、まあひどかったです。
【得たもの02】性病科や泌尿器科のドクターのレベルの程度がなんとなく見えてきた
先の項を見てもらえば分かるように、ドクターによって相当レベルの差があるのは間違いありません。
私は今回の耐性菌クラミジアの治療で、合計10人以上のドクターに診察をしてもらいましたが、個人的な印象としては以下の通りです。
性病科:
ドクターのレベルは両極端な気がしました。
とにかく場数を踏んでますから、相当レベルと経験値の高いドクターがほとんどですが、逆に素人レベルのドクターも一定割合で存在していた印象です。
性病科のドクターなのに素人レベルってそんなことあるの?
とお思いの方もいらっしゃると思いますが、まあ今のご時世繁盛する診療科でしょうし、基本的に検査結果をみて決まった薬を処方するだけですから、片手間で始めるドクターもいてるのかもしれませんね。
泌尿器科:
ドクターのレベルは、非常に安定している印象です。
当たり前ですが泌尿器科のスペシャリストですから、絶対に最低限の知識と経験値はお持ちの方しかいません。(新人ドクターなら話は別ですが)
ただ、病院の客層的に、田舎の老人のみがくるような泌尿器科では、性病の患者を見ることはほぼないことが想像できますから、場数という意味では、かなり低いドクターも一定割合でいてることは間違いありません。
【得たもの03】次に通うべきな病院が確定した
最後のメリットは、やはりこれだと思います。
きちんとドクターの話を聞き比べることで、自分にとって、頼りになりそうなドクターを見つけることができたことです。
昨今はセカンドオピニオンが当たり前のように言われていますが、やはり一人だけの話を聞くだけじゃなく、複数人の意見を「聞き比べる」というのは、思った以上に、自分にとって納得感が感じられる方法だと感じました。
これは、ぜひ今後にも生かしたい貴重な体験だったと思います。
そして3つの中から僕が選んだ病院は、皆さんご想像の通りAの病院を選ぶことにしました。
(新宿にある性病に特化した泌尿器科です。)
泌尿器科ですから保険も使えますし、とても良心的な病院だったと思います。
(ただ、私がここで完治できたかどうかは、また別の話です)
次からは、いよいよ3種類目の薬(抗生物質)での治療が始まります。
3系統の中で、最後の抗生物質ですから、いわばラストチャンス!
果たして今度こそ完治できたのでしょうか。