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【HIVを詳しく見る】性病の中で最も危険とされるHIV。その感染経路や症状、検査方法を分かりやすくご紹介

AIDSの原因となるHIVは性病の代表格です。数ある性病の中でも特に深刻なため、風俗に通う人や、不特定の異性とナイトライフを送る人は、ときどき不安になることもあるのではないでしょうか?

HIVは他の性病に比べて、特徴的な兆候が少ない病原体です。しかし、感染から経過した時期によっては症状がみられます。

この記事では、HIVの症状を、初期、潜伏期、末期に分けて解説していきます。

HIVとは?

HIVとは、「ヒト免疫不全ウイルス (Human Immunodeficiency Virus)」というウイルスの一種です。

HIVが人間に感染すると、「CD4陽性リンパ球」という白血球に寄生します。CD4陽性リンパ球は体の免疫機能をつかさどる物質です。HIVに感染すると、CD4陽性リンパ球が死滅していき、免疫機能が低下します。その結果、通常ならかからないような感染症にかかったり、通常なら治る感染症でも重症化したりしてしまうようになるのです。

HIVに感染し、体の免疫機能が著しく下がってしまった状態をAIDS(後天性免疫不全症候群)と呼びます。

HIVとAIDSは混同されがちですが、HIVは「AIDSを引き起こすウイルス」AIDSは「HIVによって身体の免疫機能が低下している状態」を指します。

HIVが引き起こすAIDSの症状

HIVは他の性病と違い、特有の症状が出ません。また、感染から経過した期間によって症状が出たり、全く出なかったりします。

ここではHIV感染によって起こる身体の変化を、感染から経過した期間に分けて解説します。

初期症状

HIVに感染すると、2週間~3ヵ月で症状があらわれます。感染初期にあらわれる症状は発熱、喉の痛み、だるさ、筋肉痛などです。風邪やインフルエンザのような症状と似ています。

HIVによる初期症状は、数週間でおさまります。

心当たりのある性交渉から一定の期間が経ったあとに、このような症状があらわれた場合、検査を受けたほうがよいでしょう。

潜伏期の症状

初期症状がおさまると、目立った症状はあらわれなくなります。これは、HIVの感染初期は免疫機能が正常に働き、ウイルスが一時的に減少するためです。

しかし、HIVは体内から消えたわけではなく、体内のCD4陽性リンパ球を破壊しながら増殖していきます。CD4陽性リンパ球が減少していくことで免疫機能が落ち、だんだんと感染症への耐性が失われていきます。

潜伏期が続くのはおよそ5~10年です。この間に、帯状疱疹やカンジダといっった感染症がみられることもあります。

末期症状

HIV感染から年月が経ち、潜伏期が終わると、下痢や寝汗、急激な体重減少などの症状が見られるようになります。これらの症状は、HIVがCD4陽性リンパ球を破壊していったことで、身体の免役機能が著しく低下するのが原因です。

しかし、HIV感染で問題なのは、感染症に対する耐性が弱まってしまうことです。HIV感染から進行すると、様々な感染症にかかりやすくなります。また、免疫力が低下しているため、病原体に対抗できず、通常であれば治癒できる感染症が重症化したり、死につながったりするのです。

HIVに感染しており、かつ、特定の感染症にかかった場合「AIDS」と診断されます。AIDS診断の指標となる感染症として、カンジダ症やニューモスチス肺炎、カポジ肉腫、ヘルペスなど、23種類が挙げられます。

以下のリンクで、AIDSの診断基準となる性病のリストが掲載されています。

HIVとエイズについて|HIVの基礎知識|北海道HIV/AIDS情報 http://hok-hiv.com/knowledge/about/

感染経路は?

HIVの主な感染経路は性行為です。性器の粘膜の小さな傷から、HIVに感染した相手の精液や膣分泌液が入り込むことで感染します。腸管の粘液は傷つきやすいため、アナルセックスは感染の可能性が高くなります。男性同性愛者のHIV感染率が高いのは、これが原因です。

感染者の血液の輸血や、感染者に使用された注射針の使い回しでも、HIVは感染します。

妊婦が感染している場合、胎児にHIVがうつる(母子感染)恐れがあるので、一層の注意が必要です。母親がHIVに感染していると、胎盤を通してHIVが胎児にうつったり、分娩の際、産道で感染したりします。また、出産前に感染しなかったとしても、母乳が原因で赤ちゃんがHIVに感染することもあります。

検査や治療はどこでできるの?

HIV検査は保健所か病院で受けられる

HIVの検査は、保健所で無料・匿名で受けることができます。

保健所のHIV検査は、予約の有無や実施時間などが、各地域によって異なります。有料ですが、病院でも検査を受けることができます。病院でHIV検査を受ける場合、費用は5,000~10,000円が相場です。

保険所と病院で、検査の信頼度に差はありません。ただし、病院は保険所に比べると、検査の詳しい説明や今後の相談に費やせる時間が十分にとれない可能性があります。一方、病院は土日や夜でも検査を受けられるところもあるため、保険所に比べて、時間の都合がきくというメリットもあります。

HIV検査では、感染の有無を確実に確かめるため「スクリーニング検査」と「確認検査」という2回の検査が行われます。検査結果が出るまでにかかる時間は、1週間が目安です。保健所や病院によっては、検査から30分で陽性か陰性かどうかを教えてもらえる「即日検査」を受けることができます。ただし、即日検査を受ける場合も、確実に感染の有無を判断するには1週間かかります。

2019年現在、HIVを完全に駆除する(AIDSを完治させる)方法は確率されていません。HIVに感染した場合、投薬によってウイルスの進行を抑制していくことになります。

HIVの治療では、数種類の薬を併用することになります。完治はしないため、投薬は生涯に渡って続けていく必要があります。

HIVの治療は研究が進んでおり、完治はしないものの、治療を行った場合の感染者の平均寿命は、非感染者とほとんど変わりません。

検査キットを使えば自宅で検査できる

HIV検査は、検査キットを使えば自宅でも検査することができます。

専用器具を使って自分で血液を採取し、それを専門機関に送ります。結果が分かるのは、キットが専門機関に届いてから1日~5日後です。

検査キットは「GME医学検査研究所」「STD研究所」といった専門機関のHPや、Amazonなどの通販サイトで購入できます。価格は3,000円から10,000円程度です。

検査に行く時間がどうしても取れない、自宅で済ませたいという人は、検査キットを利用してみるとよいでしょう。

まとめ

HIVはウイルスの一種です。感染すると、身体の免疫機能が破壊されていきます。HIVによって免疫機能が低下し、様々な感染症にかかりやすくなった状態をAIDSといいます。

HIVに感染してしばらくすると、一時的に発熱やせきなど、風邪のような症状が出ます。症状が引いたあと、数年間は何も起こりません。しかしその間にもHIVは体を蝕んでいき、感染からおよそ10年で免疫機能を低下させ、様々な感染症を引き起こします。

HIVは保健所や病院で検査を受けることができます。保健所では、無料・匿名で検査を受けることができます。病院の検査は有料ですが、土日や夜でも検査を受け付けているのがメリットです。感染の有無がはっきりするのには、およそ1週間かかります。

HIVが原因と思われる症状に気づいたら検査を受け、早めに感染の有無を確かめましょう。

AIDSは完治できないものの、治療薬によって、症状を改善することが可能です。

http://kompas.hosp.keio.ac.jp/sp/contents/000052.html

HIV検査・相談マップ 〜HIV・エイズ(AIDS)・性感染症の検査・相談窓口情報サイト https://www.hivkensa.com/whatis/img/ttl_whatis.jpg

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